沼の淵で溺れる

アイナナ感想置き場

ダンマカ走破

さて

久しぶりのエントリーです。

アイナナから離れた訳ではなく、楽しく遊んでました。遊んでたらイベントが立て続けにあるから(宝石とか……ドラコレとか……)なかなか読む時間がまとまって読む時間が取れず、やっと先日ダンマカを完走しました。

 

はーーー。(クソデカ溜め息)(情緒はちゃめちゃになった顔)

 

と、いうわけで、感想戦です。あ、当然ながらネタバレしかありません。

 

ストーリー

地獄は好きなんです。

だから、ダンマカも楽しく最後まで読めました。情緒ぐちゃぐちゃです。どうしてくれるんだ。

ものすごく重くて、現実にもリンクさせてしまって、ずっとずっとしんどかったです。

精神が健康な時にしか摂取できないほど激重の劇中劇なんてある⁉︎ヘビーにも程がある。

そんな中、私にとってはアルムの素直さは一筋の光となって救われました。【素直さ】には。えぇ。それ以外のアレでぐっさり刺されてしんどくなった訳ですけども。

 

あと、まさかUnknownの正体が前編の終盤になっても分からないどころか出てこないなんて、当時のUnknownもとい地下組に自担がいる人はかなりハラハラしたのでは?なんて要らぬ心配をしてみたり。

実際のところどうだったんでしょうか。

 

ネタバレをなるべく回避したけど……

いくつか踏んでしまってたんですよね。それでもまさかこんなに退場者出ると思ってなかった。大丈夫? アイナナ世界のアイドルのファンたち、ダンマカ見て毎週ネットで大騒ぎしてたんじゃない?

踏んだ中には、リーベルのこともあって、最後の最後まで「死なないで」「死ぬなんてないよね」と願いながら読みました。だからこそ、最後にカバネから問われた質問の答えはとても迷った。迷いまくった。

迷って、最初に読んだのは生存ルート。でも、自分の願った世界が得られたはずのそれも痛みを伴う世界で、救いはあったのかなかったのか。捉え方次第で変わるし、結論付けられなかったです。

 

ダンスマカブル、長いからなかなか読み返すにはしんどいけど、それでも単体としてとても好きな物語でした。

 

キャラクターごとに雑感

リベリオン

リーベル

当て書きだよね? というくらいとても八乙女楽そのものなキャラクター。元々リーダー気質はあれど、アルムに出会ってから明確に向かうべき方向が定まって、着いていくもの(クウラ)、相容れられないもの(フーガ)と仲間が別れてしまったのは仕方がないこととはいえ、寂しかった。

終盤、クオンたちから何か打開策を授けられたのかな、と期待してしまったのですよ。平気な顔してアルムと一緒にいるから。

我慢してただけじゃん!(泣)

最後の最後まで、ずっとずっと格好良かった。クウラとのコンビが好きだった。

生存ルートを辿った後、彼には本当にカバネのような葛藤はなかったのかな。

あまりにもあっという間に【何もかも終わった新しい世界】に話が進んでしまったので、死亡ルートのような直後の後日談が気になる。

そのあたり、皆様ウスイブックで補完してる感じ? 今から探せばいい?

クウラ

良き〜〜!

常識人に見えてイカれた爆弾使いとか、最高に良い〜!

ドラコレ冬もそうだったけど、八乙女さんに従う二階堂さんの主従最高に良いですね。

好き。

ダンマカ自体死ぬほどスクショ撮ってるんですけどこれは最高に好きだったシーン。

それなのよ……生きる、繋ぐ、って大事。

1人じゃない。

フーガ

しんどかった。

あまりにリーベルを盲信してるから、リーベルがアルムを拾って変わってからずっと不安だった。

最後は彼にとって救いになったのか。

でも、もうにっちもさっちもいかない状態になってしまっていたから、あの最後しかなかったし、どうにも出来なかったと思う。

どんなに望んでも、フーガの思うリーベルは帰ってこないし、仮にフーガの望み通りになったとしても、それはフーガが心酔したリーベルとは別人だから、どん詰まりが過ぎる。

最後は泣いた。

ユニティオーダー

クヴァル

地上への見下しっぷりが一番分かりやすく顕著だったのがクヴァルだから、ほんと無理、でした。中盤まで。

終盤の共闘に入ってからは、手のひらクルーして楽しんでましたけど。

見下し、と書いたけれど、アークではそれが普通のことで皆がそういう世界であったから、根が素直なクヴァルはそういう価値観を持って生きたんだと思う。アルムとのあれこれがあってからの柔軟さも、クヴァルの良いところ。

メタい視点だと、龍之介さんがああいう役を演じるというのは、彼の温和な性質からはかなり苦労したんではないかな、と感じた。

 

ロイエ

中間管理職感をほぼ終盤まで維持したまま、最後の方で若かりし頃の話とかそういうの出してくるのずる過ぎません?

最後に好きパラメーター爆上がりしちゃったじゃん。

もっとシャオくんとの親子感見たかったな。

ウスイブックにあります?

探してきますね(^^)

 

ライデン

ねぇ、いくつなの??

もっと戦闘シーン見せてほしかったな〜。

戦闘バカ系キャラを三月くんが演じるというのは、またキャスティングがなかなか新しいなと感じた。

 

シャオ

この二重人格(じゃないけど)キャラをそーちゃんが演じてるというのがまたグッときますね。

最後は、あまりにあっけなくて、でもロイエを呼んで、泣いた。

 

黒縄夜行

ヴィダ

しんどみしかない。

最強で最恐の死神。

鎌系で死神でそれなんてデュオ・マックスウェル(違います)。

どうしても、自分が聞いてやらないと他の人に聞こえない声が聞こえてしまったらそちらに引きずられてしまうのは、きっと優しさからなんだろうな。

最後は、救われていて欲しい。

 

プラセル

前編終わった時、あの時点で退場してると思ったよね……。

後半で現れてホッとしたけど一瞬だった。

少し子供っぽさがあるところが環と重なる。

クレイジーだけど、可哀想で、違う場所に産まれていたらリベリオンに会って仲良くしていた可能性もあったと思う。

 

オルカ

黒縄夜行の中では常識人だったオルカは、離脱しても新しい場所で新しい関係性が結べる人なんだろうな。

離反は寂しかったし、ヴィダにも打撃を与えただろうけど、だからこそ生存にも繋がったし……。

リーベル死亡ルートで出てきた商人オルカの話もっと欲しいです。

 

ナーヴ教会

エーテルネーア

エーテルネーア様、最後があまりにも希望を持たせてくれた上であっけなくて、呆然としてしまった。

そんなことってある?

でもミゼリコルドはやるな、と……。

エーテルネーア様によってアルムが救われるルートも知りたかったよ。

このifもどこかウスイブックにあるなら、是非教えてください。

もっと黒幕してると思ったけど、踏んだネタバレで「最後まで普通に良い人だった」とあって本当にそうだったわ。

ミゼリコルド

お前〜〜!

ほんとお前〜〜!

理解しようと少しは頑張ったんですよ。ただ、彼は彼の正義にしか生きなかった。誰も彼を変えられなかった。変わろうとも思わなかった。

彼の正義、信念に反するものは何もかもが不要で、何もかもが道具でしかなかった。

結局、そういうことなんだろうな。

一つ気になったのは、リーベル生存ルートを取った後のこと。語られていない空白期間。

クオンの時のことを考えるとアルムは天子ではなくなり代わりに育てていた天子候補が繰り上げになったと予想されるんだけど、ミゼリコルドはその天子を担ぎ上げてアークとナーヴ教会を維持したのか、それらはアルムとリーベルが作ろうとした新しい世界によって何かが変えられたのか。

分からないな。

ミゼリコルドは、最後の最後まで、本心の分かりにくいヒールだったなと思います。

 

アルム

あまりにピュアっピュアで、最初に台本読んだ悠くんがどう思ったのか知りたい。

素の亥清悠を知るゲームのこちら側の我々はこんな彼もいると知っているけど、ゲームの中のファンたちはどうだったんだろう?

アルムは、大好きな人たちを傷付けてしまう業を背負っていることを知ってもなお、目指す世界は真っ直ぐであり続ける強さは、作中随一ではないかな。

リーベル生存ルートを選んで、何度も後悔してはリーベルに救われたんだろう。

この2人の組み合わせ、他でなかなか見ないけどとても良かった。

忘れられた者たち

カバネ

あまりにしんどい……しんどさMAX。

そして、とても良かった。

いつまで経っても、クオンとすれ違っていて、それは死が還ってきた最後の時までそのままで、クオンはカバネを理解して何もかも受け入れているのにそれを知らないカバネは、クオン、コノエを意図せず長い長い生に巻き込んでしまったことの重さから、知ることもできないんだろうな。しんどいな。

 

クオン

尊いが過ぎるが?

アルムのように天子として育ち、かつ、悠久の時を過ごすとこんなに何もかもを達観してしまうの?

もっと地下組の話は読みたかったな。

 

コノエ

最後の最後に口調変えてくるのずるくない?

どうにもギスギスしている2人の潤滑油になるべく作られたのがあの「〜ッス」て口調ってことなのかと思うと、元々の良い人度が爆上がりする。

完全に巻き込まれた挙句の永遠に近い命を、彼はどう落とし所をつけてたんだろう。

 

総括

テーマ曲

本当に良い曲、My Precious World。

聞くたびに世界観が蘇る。

衣装展で見た衣装も脳内再生して楽しみます。3人がなんであんなに雰囲気違うのかあの時点だと全く分からなかったけど今なら納得。

 

これから

いよいよ、第5部に入りたいと思います。

た!の!し!み!

第4部を駆け抜ける 後編

その後の私とアイナナとムビナナ

千秋楽ウィークが終わりました

結局、4DXでDAY2観ました。

更に翌週もやってたからDAY1も観ました。

久々の4DX楽しかった。映像観るには向かないけど、やはりアトラクション的に相当楽しい。好きです。

千秋楽ウィークの特典、トータルでいくつもらっただろう……。

アイナナはというと

ストーリー進めずにイベント走って、ナナパス走って…音ゲー上手ではないのでゆるゆるやってます。このエントリーを! 書かないと! 特スト読まないと自分で縛りを作ったので! 先に進めたいので、書きます。

 

さて、第4部続き

Re:valeと万理さん

初期から誰が気になってるって、万理さんなんですよ。

旧Re:valeも好きなので、4部の早々にこういうことされると叫ぶ。

なので、4部はつらかった。ずっとつらかった。万理さんの報道があったあと、どうしたら鎮静化出来るかを考えた時に出てきた案は、おかりんと同じだった。でも、その案をユキは選ばないだろうな、というのも分かってた。今更、万理さんを表へ引っ張り出すようなことは『うん』とは言わないだろうと。

 

だから、何も言わないというユキの選択が刺さった。向けられる刃を全部、その身に受ける覚悟。ファンはこういう時何ができるんだろうね。無力。

このシーン、ここまで、ユキ泣いたことあったっけ……。

ギリギリだったんだなと。TRIGGERが受け止めてくれて良かった。

 

すごく好きなシーン

 

私、ムビナナで落ちた一番のきっかけは、Re-raiseなんですよ。ああいう曲調元々すごく好きで弱い。

だから、このあとのアイナナちゃんたちの楽器挑戦も回収しつつの展開は、ものすごく刺さった。

ムビナナのRe-raise前のMC、いや、本当に毎回モモのために歌ってください……てなる。我々はいいので。尊い

Re-raiseは振付も大好きなんです。はー、好き。

 

そして、会話する新旧Re:vale好きです。もっとわちゃわちゃしてくれ。

壮五の曲の話つけにいく前のやり取り、すごく良かった。長年の絆が感じられる。育んできた関係性が滲み出るやり取りはとても好き。

 

2部からずっとなんだかんだ苦しめられてたRe:vale、そろそろ落ち着きますようにと祈るしかない。

 

ŹOOĻと了さん

4部でŹOOĻに情緒はちゃめちゃにされるなんて聞いてなかったんだが!?

 

特に、虎於……どういうこと……。

好感度がバカ上がりしたんだけど。

3部まで、割と酷かった。金持ちをひけらかして、女侍らせて、利用して、お世辞にも性格良いとは言えなくて、嫌がらせも躊躇なくして。

それがさ、拮抗のクォーターで育ってきた背景が見えてきて……。

そこからの4部で、彼を捻くれさせていたものが一つずつ解かれていく。こんなに、素直になって変われるんだって感動した。

ムビナナ観てても、正直なところ、虎於はあまり視界に入ってなかったんですよ。なぜならつい巳波やはるちゃんに視線が寄せられて、虎於って大体逆サイにいたから。

改めて観たら、なんだこの人、ダンスに品があるカッコ良さだな。

すごいかっこよかった。

 

ムビナナついでに、Zone of Ovarlap。やぁっと!DAY1のMCの意味が分かった!!

遠いよ!そりゃ遠く離れた場所だよ!

了さんに生卵って脅されてれば、敵ばかりだと思うよ!

はーーーーー(溜息)

 

ストーリーの中でフェスに対して、壮五とユキの2人がテンション上がってたのが、フェスの存在がどういう感じなのか、2人の音楽への知識がどんな感じなのか、色々わかって面白かった。解像度の上げ方がうますぎる。

 

話はŹOOĻに戻り。

 

だんだん4人の関係性が固まりつつあるのかな、という感じ。

このグループ、もしや一人っ子3人と末っ子……?

年下の面倒みるのに慣れてる人がいない……?

そういう観点で見たら、また変わってくるかな。

とにかく、4部で印象が大幅に変わりました。

8周年特スト読み直そうかな。

 

巳波と桜春樹は……いや、もうあれは悪い男に引っかかった巳波が気の毒すぎる……桜春樹悪い男だわ。

2人が一緒に住んでたとかのあたりもうちょい詳しくという気持ちにならないでもなかったけれど、そこら辺はきっとこれ以上語られることはないだろうから好き勝手に妄想します。

 

巳波のすごく好きなセリフ。

 

で、了さん。

 

何もかもが遅過ぎたよ。

『一緒にあーそーぼ!』が言えないまま、言い方を知らないままいい大人になって、違うやり方で無理やり遊ばせる方法を知ってしまった人。

 

最後の最後に、ずっと何かと了さんを気にかけてくれていたŹOOĻ最年少の悠のファンサで救われるの、すごく切なかった。

 

この後に了さんがどうなるのかは、断片的な情報しか知らないので、5部以降に期待。

 

5部へ!

気になるんだが!?

 

まずはその前に特スト(祝賀の寄席)読みますね。

 

 

第4部を駆け抜ける 前編

ムビナナ千秋楽ウィークおめでとうございました

とうとう千秋楽

まずは、ムビナナ千秋楽おめでとうございました。ありがとうございました。

千秋楽ウィークは、DAY 1 応援上映とDAY 2ドルシネで締めました。復活したドルシネ、やはり映像が鮮明でいつまでもドルシネクオリティで観たくなります。

新しい出会いから4ヶ月、毎週通うようになってから3ヶ月。週末や仕事終わりの夜に劇場に駆け込んでペンラを振った日々とも、一旦区切りです。

って言いつつ、この週末に行く気満々ですが。

だってまだ、地元のレインボーアリーナ(=映画館)続映してくれてるからぁ……。

第4部を完走して、かなりキャラ観が変わったから、行かないといけないんですよ。大画面で浴びないと。

 

そう、アニナナ3期ラストで『ナギ!!』と叫んでから気になってずっと気になってた続きに、ようやく辿り着きました。

 

第4部 君のための強さが、僕の背中を押した

ここから始まった第4部。

新鮮な叫びはここから

一番新鮮な感想はこちらのツリー参照してください。

https://x.com/nskm0703/status/1704504668691304890?s=46&t=FZtA5-IGuAgZ6BhDf6lPCw

なお、こちらのツリーを見れば1〜3部と拮抗もあります。

https://x.com/nskm0703/status/1681824006138380288?s=46&t=FZtA5-IGuAgZ6BhDf6lPCw

第4部、色々あったね……

ナギのこと、千のこと、ŹOOĻのこと、了さんのこと、TRIGGERのこと……。

ということで、気になったこと一つずつテーマ決めて振り返ります。

TRIGGERと八乙女宗介

比較的冷静に読み進められたのはTRIGGERの話だった。彼らはどん底まで行ってしまって、後は苦しいけれどひたすら上を見て上がるしかなかったから。ひたむきさ、真っ直ぐさに救われる。

八乙女事務所の問題はまだ解決してない。FesにサプライズでTRIGGERが出たことで、不仲説や悪評についてある程度は払拭出来たけど、赤字覚悟でやったFesのその後が出てきてない。5部以降で建て直されていくのかな。

宗介さんと音春さん、同い年だからツクモ時代に同期だったという認識なんですが、合ってます?

同期って、同期同士の絆みたいなものあるよなーって思ってます。それって片方が転職したりして環境が変わっても、同時期に入社して右も左も分からない時を一緒に乗り越えてきたから、帰れる場所の一つになる気がする。

この2人も、宗介さんは結さんのことや仕事のやり方で相入れない部分はあって、それでも窮地に立った時、音春さんと電話していたというのは、虚勢を張らないで弱みを見せられる相手ってことだったのかな。

イケオジたちの友情。

 

蛇足ですけど、この2人の結婚と子供たちの誕生の順に想いを馳せるとなかなか止まらない。

結さんが結婚する前に宗介さんが諦めるとも思えないから(だって未練がすごい)、結婚の順的には小鳥遊夫妻→八乙女夫妻だと思うんだけど、楽のほうが紡ちゃんより3歳年上なんですよ。八乙女夫妻の方に先に子供が産まれてる。あと小鳥遊夫妻の結婚が、ツクモから離れる前か後かも不明。この辺りの関係どこかで分かります? 見落としてるだけ?

 

さて、本筋に戻って。

TRIGGERは三日月狼のミュージカル(これってクレライのMVみたいなストーリーと思ってて良いのかな。すごいかっこよかった。)、Fes、カウコンを経て、どんどん前に進んでる。

でも、ŹOOĻは許さない。

許さないことが許されるアイナナの世界で良かった。

許さない、と真っ先に断言したのが龍之介なのもいい。彼が一番怒って然るべきだったし。仲間想いで優しい龍之介がどれだけ苦悩したか、考えただけでしんどい。

過去を許さなくても、過去は過去として未来に進める強さがあるから、彼らがTRIGGERなんだ。

完璧で強いTRIGGER、好きです。

 

あと、これだけは言わねばなるまい。

デコだし楽さんイケ散らかしてる。八乙女担の方々、当時卒倒しませんでした?

大丈夫?

IDOLiSH7とナギ

3部の終わりで「嘘でしょ、この引き!?」と絶叫してアプリやることを決めたアレです。

ムビナナ観てるから、最終的にはナギはIDOLiSH7の一員としてステージに立つことは知っていたけど、知らなかったらもっと動揺していたに違いない。

 

記者会見でも見せられた、ナギの有能さスマートさ優雅さが遺憾無く発揮されていたので、恋に落ちるかと思った。一人芝居すらも、ギャグパートとして挿入されてたと思われるのに、それだけ傷付いてるし味方もいない状況だと察せられて切なかった。

再会して、陸が発作を起こして、ナギが保護した時、あそこで単身ナギの元に向かったのが陸だったのはナギの説得という面で最適だったと思う。ピタゴラの絆はあれど、情に訴えかけて心を動かすのは陸がやはり最強ではないかな。安定の訴求力を如何なく発揮する。

ピタゴラはねーそうじゃないんだよなぁ。相手に踏み込むし甘えるけど、大人なりの配慮で相手の意思も尊重するから、無理に押し切らないし『お前の力ならやれるだろ』的な。相手に託す。そして、戻ってくる場所は相手を信じて用意しておく。

陸は手を繋いで『こっちがいいよ!こっちにおいでよ!ほら早く!』と引っ張ってくるんだよ。ナギに今回必要なのは、明らかにこちらだった。

 

ナギは優しいし、困った人に手を差し伸べずにいられないけれど、そういう基盤を作ったのは桜春樹だったのかな。幼少期ナギはセトが捻くれ始めてからは決して単なるいい子じゃなかったし。とんでもない人誑しな桜春樹から情緒育てられたから、ナギも人誑しのテクを身につけたのか?

 

セト殿下が、ギリギリまで氷解しなくて本当にハラハラした。何もかも手を離して日本に来たナギを無茶苦茶な手段で取り返したこの人は、きちんと納得出来てないと繰り返しそうで、上辺だけだとまたナギの離脱危機がありそうだったから。

この人も、三月が言っていたように出来る弟を持って、更に周りの期待も大きくて、比べられるわ期待はえげつないわで、ずっと苦悩して捻くれてしまったんだろう……。CVのせいか、ずーっと胡散臭さが拭えなかったのは私のCVへの印象のせいだなごめんなさい。

ところで。

セト殿下、最後に「日本語をナギの母親から教わった」とおっしゃってましたね?

……リスニング、どれくらい出来るんだろ。分からないと思って、セト殿下の前で結構日本語で話してなかった?

深読みしすぎ?

 

IDOLiSH7各メンバーについても色々ありましたね。

大和の三日月狼コスはどこでいつ見られます?

名前のことを知ってた話をしてくれたの、すごく嬉しかった。

 

一織ぃ!

ファンサ!が!かっこいい!

 

MEZZO"は環の成長著しくて、新しいことに挑戦する壮五を支えてくれるの嬉しかった。

妥協したのをすぐに見抜いてボロクソに指摘もするけど褒めてもくれる先輩がいるのも良いよね!(真剣にやってる自分の庭を荒らすなというのは納得)

的確なツッコミとナイスフォロー

三月は癒し……最強の兄ぢから……良き笑顔

陸の訴求力、どこまでいくんだろう。

これは好きだったセリフ。

 

長くなってしまった

続きは

また別のエントリーで。

本丸であるところのŹOOĻ(と了さん)とRe:vale(と万理さん)の話。

 

また長くなりそう。

これは4部ドあたまで『出るなら出るって言っておいて欲しいんだが!?』といきなり画面を閉じて息を整え直すところから始まった時の画像です。

出るなら出るって予告して。

心臓に悪い。

 

ではまた。

ムビナナからアイナナ沼にドボンして3部まで駆け抜けた話

自語りを少し

このエントリーを書いた理由

10年ちょっと前にオタクに出戻りした女が、いかにしてアイナナの沼に落ちたか、という記録のために、このエントリーを書くことにした。

大体の経緯はTwitter(頑なに言い続ける。Xなんて呼んでやらんぞ。)に書いてるけど、最近のあのプラットフォームの安定しなさから、いつ自由に振り返れなくなるか、という心配があるので、とりあえず1年後とか2年後に見て懐かしがることができるように記録しておきたい。

 

自己紹介

根っからのオタクで性別一次二次問わずにライトにオタクコンテンツを楽しんでいたけど、環境と友人関係から一時コミケからも足が遠のいていたものの、T&Bとうたプリで2011年に華麗に出戻った。

そこから、うたプリはずっと好きだった。推しはROT。でもみんな好き。原作ゲームは途中で止まってるけど、シャニライのカード貰えるイベントは全参加、公式イベントもなるべく行ってる。リア友は一人だけ付き合ってくれるけど、基本ソロ活。

近い身内にアイドルコンテンツにハマる人はいなかった。寂しい。けど、好きだった。過去形にしてるけど、今も勿論好き。

とはいえ。

うたプリだけでもすごい勢いで財布を開かせられる。えげつない。3人推してると、グッズも3色買うから、厳選してもなかなかの額になる。富豪じゃないから、他の同ジャンルコンテンツには手をださない、と決めてた。あんスタとか。A3とか。ゲームしてアニメして舞台して歌って踊ってリアルライブがあるようなやつ。

2023年春のうたプリといえば

2023/4/1。いつものエイプリルフール企画を楽しんでた真っ只中に大波乱があった。ちょっとググれば出てくるんで知らない方はググればわかると思う。

私も少なからずダメージを受けた。そして、ちょっと疲れてしまっていた。内心で癒しを、新しい刺激を求めていた。別コンテンツの劇場版は待っても待ってもやってこないしその気配もないし。2019年Loadshowと描かれたポスター、部屋に飾ってあるよ。

そんなこんなで、私は疲れ気味だったし、色んな熱も鎮火気味だった。

 

全編ライブ映画、アイナナでもやるんだ?から、ムビナナへ

予告を観た

2022年から2023年にかけての冬、何かと映画館に足を運んでいた。かがみの孤城とか、すずめの戸締りとか、スラダンとか。確か、最初に予告を観たのはスラダンでだったと思う。

全編ライブ映画。白い服を着たキャラが一列に並んで歌ってる。

歌が、良かった。好きな感じだった。

「へぇ、アイナナでもライブ映画やるんだ」

ちょうど2022年公開のうたプリのマジLOVEスターリッシュツアーズに毎週毎週通ってて、それが特典の配布も終わって一段落ついてた頃だった。うたプリでやってたライブ映画、ミリしらでも多分楽しいだろうな、というのは経験上知ってた。スラダンを観て3Dモデルを使ったアニメがどんどん進化してるのも実感したし、ちょっとこれも観てみたいな、と思った。

そして5月22日

休出の振替休日だったか、会社から取るように言われた有休だったか忘れたけど、とにもかくにもたまたま休むことが決まってた日だった。相互さんにアイナナ好きな人がいて相談したり検索したりして、1日でDAY 1、DAY 2(BESTIA)をハシゴすることに決定。BESTIAにしたのは、音がいいのをうたプリで知ってたから。早めに池袋に着いてしまったから、だらだら時間潰してから劇場へ。まだグッズは豊富にあった。特典もあった。すごい。うたプリなら枯れてる。

(なお、この時にペンラを買わなかったことを後から猛烈に猛烈に後悔することになる。だってまさかこんなにハマると思わなかった……。)

相互さんの推しにメガネと赤い子がいるのを聞いていたので、ロビーのスタンディの写真を撮る。新しいものに触れる前のワクワク感で、ちょっと浮き足だってたと思う。

 

DAY 1

「とりあえず赤とピンク振っておけば大丈夫」との言葉をもらったので、何年も前の貰い物のキンブレ持って初見のドキドキと共に劇場へ。

キャラの名前は多すぎて覚えるのを諦めて、プロフィールも何も頭に入れない状態で挑んだ。

オープニング。あーーあるあるこういうのライブでよくある、開幕の映像!

いかにもなライブの演出にワクワクが止まらない。

次々出てくるグループ、楽曲を楽しんでいるうちに、あっという間に終わってしまった。

以下、当時のメモより。

王道アイドルソングでの始まり。分かりやすい!知らなくてもペンラ振れて良い。仲良しさが伝わってきた。メンバー以外のダンサー出てくるんだ?傘が消えた。

TRIGGERのMCはしんみり聴いた。

楽曲がどれもいい。アップテンポのぶち上がる系だけじゃなくスローテンポの曲もあって、緩急があり飽きない構成。MCも可愛くて、長すぎなくてよかった。あと、ダンスがすごい。かっこいい。予告でも観てた全員曲が、初見なのに尊い。どういうこと。泣けた。TRIGGERの真ん中の人の後半衣装がけしからんすぎる。

圧倒されて、観終わった後、暫くぼんやりしてしまった。次の上映まで時間があったから、近くで休める場所を探して、少し頭の中を整理……をする間もろくにないまま、あっという間にDAY 2の時間が近づいてきた。

DAY 2

DAY 2はBESTIAだったので、音がDolbyAtmos、映像も画質の良いスクリーンで、期待が高まる。事前情報で、セトリが変わるのは把握してた。

また、当時のメモより。

MCに2日目ならではのリラックス感!DAY 1よりセットが冒険してる(コーヒーカップ)。噂に聞いてた「ササゲロ」これか!ŹOOĻは出てくると変な声でそうになる。ストーリー知ってると理解が深まりそうなMCがいくつか。Re:valeは可愛いとかっこいいが天秤に乗ってバランス取ってる。でもなんかお互いが大好きだね?

各グループ一周してからのグループごとの曲はそれぞれの個性が溢れてて良い。

あと、2回目聞いても陸さん天さんの曲がいい。掛け合いがいい。最後、陸さんだけステージに残して去るけど、そこに迎えにくる6人。良かったねぇとニコニコするけど、切なさもあった。

 

この後、特典冊子を「2日分観たからもうネタバレ踏まんやろ」って読んで、陸さん天さんの関係を知るという事故などを経て、『これは、原作知った方が楽しいな?』と履修の決意をした。

なお、この時点での推しは、グループでは特になくて、アイナナは壮五さん、TRIGGERは天さん、ŹOOĻは悠さん、Re:valeは百さんだった。高めの声が好きなんす。

アニナナ

アプリから?アニメから?

この頃、7月末とコミケに出るために、仕事以外の時間がとにかくなかった。なので、相互さんに相談の上で「アニメも原作準拠でストーリー同じ」と聞いたから、ながら見できるアニメでアイナナ始めることにした。

アニナナ1期:8日間

5/23から観始めて、5/31には完走してた。まぁ、ごく普通のおかしくもないペース。2話で「で、何人?」って聞いてくれた大和さんの表情がすごく良くて、多分この辺りからアイナナちゃんの推しは大和さんになった。謝りに行くのついてきてくれるし。

蕎麦屋のくだりは、割と本気で八乙女楽似の蕎麦屋だと思ってた。双子とか。違うってどっかのタイミングで気づいたけど。

飲酒シーンがあるのが楽しかった。多分、成人組が好きなんだと思う。

IDOLiSH7とTRIGGERの解像度が抜群に上がった。

アニナナ2期:13日間

何日から見始めたか記録がなかったから、とりあえず1期の翌日からという体で。でも、最後の方、多分相当駆け足で睡眠も削って観てた。続きが気になって止められなくなってた。6/13のAM 1時に完走してた。

当時のメモ見たら、最終回よりだいぶ手前で「万理さんいいね」とか言ってる。

すごい好きなタイプ。FGOもロマニが好きだった。ポニテのスタッフ属性(裏設定あり)に弱いのか。

近付いてはいるけど、まだ、現在の最推しにたどり着いてない模様。

アニナナ3期:3日間

は?30話を?3日間?

今考えても、おかしいペースだわ。止まらなくなってた。

2期まではきっちりOP/ED観てたけど、先が気になりすぎてちょいちょい飛ばし始めたのもこの頃。dアニメでみてて、最初に流れる「EMOTION」のモアイのロゴすら、はよ終われ、と思ってたくらい。

3期の終わりの引き(ナギのアレ)で、絶叫して「ここで終わるの!?」と衝撃を受けた。これ、アプリやらない選択肢がない。リアタイでアプリやってた人、正気を保てたの?

ながら見だったし爆速だったので、割と衝撃は控えめだった気がする。

色々と思うところもあったはずだけど、先が気になりすぎてメモにすら残してない。

Re:member(コミカライズ、ノベライズ):5日間

万理さんの過去が……知りたい…………。

これを読めば過去を、旧Re:valeを、知れるらしい……。

という気持ちが抑えきれず、電書でポチッとやって、大事に大事に読んだ。

そうしたら、モモとユキと二人の関係性の印象が大幅に更新された。

ムビナナ見た時のメモより。

ユキさんはモモさんを鳥籠に閉じ込めて愛でたいくらい好きだけど、モモさんらしさがなくなるからやらなくて、でも、自分が鳥籠に閉じ込められてモモさんから愛でられるのは満更でもないというやや薄暗い愛があって、それに対してモモさんはそもそも鳥籠という発想がない陽の人というイメージ

かーらーの、アニナナ完走Re:member読了後。

ユキさんは、もう真っ直ぐにモモさんのことが好き。ずっとずっと一緒に隣にいてほしい。どでかい矢印真っ直ぐの矢印が出てる。水晶の大きなクリアな結晶みたいな透明な愛。

対してモモさんは、ユキさんが好きで好きで大好きで、何を犠牲にしてもありのままのユキさんでいてほしい感じ。ユキさんさえそこに在れば自分はどうなってもいい感が危なっかしい。初見の「陽の人」というのは確かにそうなんだけど、強烈なアンバランスに支えられた陽の人というイメージ。

ニコイチである、というのは初見から変わらないけれど、パピコみたいにくっついてるんじゃなくて、高精度の天秤でバランスを取っている。

籠の中、という初見時のイメージはむしろ逆。

自由にしてるモモさんをユキさんは好きで、モモさんは、ピカピカの豪奢な籠にユキさんを入れて大切にしたがってる。ユキさんは籠の外でモモさんの隣を歩きたがってるのに。

今、改めて考えたら、また印象変わってそうだけど、それはまた4部以降で都度都度ということで。

完全に、推しはRe:valeになりました。おめでとう。つらくてつらくて楽しい沼の始まりですよ。

推し活開始

ムビナナ

3期まで観終わって、いてもたってもいられなくて平日レイトで観に行って、そこから毎週毎週観てる。Dolby Cinemaも行ったし4DXも行った。MX4Dはタイミング合わなくて行けなかった。

「ササゲロ」の印象がどうも初見時より弱いな、と思ってた謎はDolby Cinema行って解消された。初っ端にあの音響でアレ聞いたら、他の普通のスクリーンじゃ物足りないのは当たり前だった。

行く度に新しい発見があって、見落としてしまった!というシーンがあって、気付いたら手元の半券は20枚を超えてた。

コラボとかグッズとか雑誌とか

「行ける店舗がない」という相互さんのために、たまたま店舗が近所だったのでクレープ食べに行ったのが最初。

通うようになってペンラ欲しくなったけど、もはや手に入らなくて、仕方なくキンブレで色調整して自力で作った。

雑誌も色々買って、中古屋で過去のアクスタ見つけて買って、ちびモンモモを偶然、中古グッズ叩き売りワゴンセールのワゴンの隅から55円で発掘して買って。

順番前後してるけど、池袋駅の広告とかトンチキ上映会のライビュとか渋谷の広告とか高輪ゲートウェイの広告とかも行った。

G4Yも、たまたま行ける日にチケットがまだ残ってたから、立ち見で行った。心優しいマネージャーさんが代行してくれたから、やっと公式のペンラも手に入った。

有休取ってきらどる取りに行った。Re:valeは揃えないといけなくてなかなか苦戦した。

ムビナナでアイナナを知ってから約4ヶ月。脳内リソースのほとんどはアイナナのことしか考えてなかったと思う。

アプリ=原作を始める

推しからの誕生日メッセージが欲しかった

なので、イベントの原稿やらなきゃいけなかったからずっと我慢してたんだけど、誕生日前日に「メッセージ聞くだけ」って言い訳しながらアプリをとうとうインストールしてチュートリアルこなした。

メッセージは、モモからもらった。

えぇ、最推しはモモです。

過去の推しと同じようなパターンで堕ちたので、これはちょっと沼が深い……。

(傍目には明るいコミュ強陽キャラだけど、闇が深いしそれを隠す)

改めて、感想戦

以下は初見感想です

とはいえ、アニナナ後のアプリでの感想だから純粋なる初見の感想ではないけれど、よろしければ。

第1部

IDOLiSH7とそのライバルグループであるTRIGGERの自己紹介で、でも全員が全てを明かした訳ではなく、言うなれば「俺たちの戦いはこれからだ」的な感じで、アニナナで続きを知ってると若干の物足りなさも少しだけあった。

この後の展開の刺激が強すぎるせいか……。

プレイ時のメモ見たら、ちゃんとしんどい。

噂話や他人からの言葉に左右されて仲違いしてしまうことや、まだアイドルとしての自覚が足りなくて、意識の違いから発生する諍いや、決めなければいけない場面での失敗や。アニメより落ち着いてストーリーを進めるせいか、それとも一度全体を知っているせいか、よりキャラクターの感情が深く理解できていたせいで、アニメより辛さを感じることが多かった。

第2部

Re:vale登場!やったー!

と言っている場合ではない展開ばっかりではあるけども。

2部はアイナナ寮全員集合のエピソードが温度差で風邪ひきそうで大好き。

それはそれとして、Re:valeのこともしんどいのは当然として(だって、誤解が解消すれば声は出ると思ってたのに、まさかのまだ治らない展開、からのモモが本当に望んでいたことがあまりにもウェッティで驚いたし、理解するのに時間がかかった)。

2部で一番心に刺さったのは三月のエピソードだった。

頑張ればその分報われるほど、人生は優しくはないことを知ってはいるけれど、他人の声はやはり気になるものなので、褒められれば嬉しいし、いらない、と言われてしまったら辛い。

ずっとずっと自分の立ち位置を求めてきて、やっと立ち位置を見つけた三月の心を足下から崩してしまうような出来事で本当に胸が痛かった。

ナギがいてくれて良かった。

2部は、後は環の成長が著しくて感動した。

間違ってしまっても、謝れる素直さと勇気を持ってるのは、とても強い子だし、伸び代が無限大だ。

思ったことを率直に言う様子が、前は無鉄砲さと隣合わせだったけど、今は優しさが寄り添ってる。

安心して見ていられるようになった。

読み進めれば読み進めるほど、みんなへの愛着が湧いてくる。

第3部

冒頭ムービーで「ここから!?」と叫んだ。

いきなり泣くかと思ったし……アルタ前は聖地だけどトラウマ喚起するよ……。

ドルシネ観に行くついでに寄ったけどさ……。

Re:valeは、2部3部通して、ユキの方がずっと安定していてモモが危うい綱渡りを続けている感じがする。2部だと綱の下は底の見えない渓谷で、3部だと燃え盛る火の海。燃やしてるのは、了さん。

正直、アプリで読み返すまで、了さんがあそこまでモモに固執して嫌がらせを続けるのが理解できてなかった。けど、アプリで酔っ払ったモモが5年の期限の話を了さんにしていたのを知って、自分勝手ではあるけど、期待してしまった了さんの気持ちも少し理解できてしまった。

ŹOOĻがようやく登場して、ヒールとして登場しているから当然といえば当然ではあるけど、ムビナナで見ている彼らと違いすぎて、だいぶ戸惑ったし、愛着がなかなか持てなくて理解も出来なかった。

特に、私は虎於がどうにも。やっていいことと悪いことがあるだろ、という常識的に考えれば分かりそうだし、本人も間違いなく分かってるだろうけどそれを敢えて踏んでくるあたりが合わなかった。

巳波も似たようなことしてはいるけど、巳波の方がまだ良識が垣間見えて大丈夫だった。猛毒を孕んではいるけど、会話が通じるせいかもしれない。

悠のは、かつて環にも1部の時に感じてた思春期の無鉄砲さからのやらかしで、イラッとはしたけどそこまでだった。私が考えることを放棄したからかもしれない。「思春期だから仕方ない」って。

トウマは、唯一なんとなく理解できた。弱い部分を見せられたからかもしれない。自分の推したちに近づく姿勢があったからかもしれない。なんだかんだ、好きな相手に好意的な態度を取れるキャラには、こちらも少なからず好感を抱くよね。

まだ了さんの道具として扱われていて、恐らくトウマを除いた本人たちもそれでいいと思っているこの状況から、どうやってムビナナで見た彼らに変わっていくのか、それはとても気になる。

TRIGGERは、とにかく大変なことがあったけれど、3部の中で這い上がるところまで描いてくれたし、彼ら自身がとても強いから辛かったけど心配はあまりしなかった。三人同居生活が可愛い。仲良く暮らして。

アイナナちゃんたちについては、もう、これは環がMVP。ずっとめっぞ仲良しでいてほしい。そーちゃんと環は離れたらダメだ。陸のモンスターを年下だけど陸より精神年齢は高そうな一織が、この先どうコントロールできるのか。高校生組は大なり小なり、若さゆえの強さを持ってると思っていて、一織の「コントロールさせてください」にもそれは表れてるんじゃないかというのが私の見解。それが言えてしまうだけの強さは、成人組とかにはないものじゃないかな。あ、でも楽は言えるかも……八乙女楽を生きてきた人生に裏打ちされた強さだから強さの元は違うか。

大和はやはりまた大変だったし首絞めた記憶飛んでるし、不安定で危なっかしい。でもアイナナちゃんの中ではやっぱり頼れるお兄さんであることが多い。

ていうかーーーナギ!!!去ろうとするな!

これを書いているこの瞬間も続きが気になって仕方ない。

でも読むのが怖い。怖い結果が待ってなくても怖い。

この引きで「待て、次章!」されて待たされるってさぞ辛かったんじゃなかろうか。

なお、この時点で私はアイナナちゃんの最推し候補の俎上にナギを上げて様子を見ている。現時点は大和なんだけど、この後の展開次第だと、突然ナギに落ちる可能性を否定できない。

拮抗のクォーター

ŹOOĻの特スト、ここで読むのがいいですよ、ということだったので。

了さんの危うさに気づいたトウマが問題提起しようとしたことから、4人の過去が明かされていく。

読み終えて、やっと4人がここにこうしている理由、態度の理由が理解できた。

人に対して、例えば「極悪人でもかわいそうな生い立ちを持っているからこの人は悪事を犯しても仕方ないんだ」という考え方をしたくないと思ってる。

環境が悪かったとしても、それと悪事を犯していいことにはならないし、それまでの評価をひっくり返すようなことをしたくないし、私の主観で勝手にかわいそうにはしたくない。

ŹOOĻの特ストを読んで、上記のように考えてても許してしまいそうなる居心地の悪さを感じた。

トウマは、きっとそうだろうな、という感じだった。努力だけが報われる世界ではないけれど、それを理解していても上手くいかないことのもどかしさ、辛さ、仲間が離れてしまうこと。それはきっとしんどい。

巳波、悠、そして虎於は、それぞれが違う形で、子供時代に大人から与えられた環境が子供としての健全な生育には適してなかった。いち早く、留学という形で抜け出した巳波は、留学先で桜春樹というとんでもない人誑しに引っかかって情緒めちゃくちゃにされる訳ですが……。悠は九条さんの元を離れてやっと呪縛から逃れたけど、虎於は現在進行形で、成人していても親の呪縛からまだ逃れきれてはいないんではないかな。

悪ぶってても、3部でユキから「箱入り」と言われたことは事実なんだよなぁ。

これから、例えば8周年ストで見たような虎於に至るまでに、どんな変化が起きるのか楽しみ。

というわけで、ŹOOĻに対する好感度は、だいぶ上がった「拮抗のクォーター」だった。もう一度くらい読み返してから、第4部へ進もう。

イベスト

星巡りとメカララとリンウィだけ読んだ(リンウィ、後半分のスケジュールで前後編両方走るの、超きつかった)。

初見じゃなくなるけど、二周目感想は気が向いたら書くつもり。

 

これから

4ヶ月経って

まだまだ飽きる気配はないし、「終わらない物語ほど魅力的なものはない」ので続きを読むのが楽しみなような勿体無いような気もするけど気になっちゃうから多分読む。

G4Y幕張も行きたい。チケットのご縁があってほしい。

 

正直なところ、見たらハマりそうな予感しかなかったので、アイナナ避けてきてたのはあった。

だから、さも偶然のように、想定外のように「沼に落ちた」と言っているけれど、実態としては、助走して完璧に綺麗なフォームで三回転して沼に飛び込んだ、という方が正しいんだと思う。